英語力向上と日本語の語彙力との関係

仕事の縁もあり、2年ほど前から英語圏(アジア)の会社に出向させてもらっている。

 

数十人単位のいわゆるスタートアップ企業で日本人は数人。メールにしろ会議にしろ、日本語よりも圧倒的に英語のコミュニケーションの比率が大きい。そこでの話も色々あるのだが(また別の機会に)、今回は英語力と日本語力について書きたい。

※下記の内容はあくまで主観です。

 

大層ひどかった私の英語も、↑↑のような環境で働くしかないとなると、曲がりなりにも向上するのだろう。当時と比べて大分マシになってきているような気がする。(お世辞も多分に含むだろうが、日本人や現地社員にもそのように言われる。というか、最初がひどかったんだろうな…)

 

英語の会議で議論されている内容すら追いついていくのが難しく、言いたいことの10%も満足に言えない。(そりゃそうだ、聞かれてる内容も理解できないまま答えてたりするのだから…)プレゼンはスライド丸読みか、カンペをつくってリハしておかないと不安で仕方ない、質問されるセッションが怖すぎる。。

今思えば準備やフォローアップに大分時間がかかっていた。

多くの英語堪能な方もおっしゃっているように英語学習に終わりはなく、私も完全なカンペ作成をしないプレゼンが増えたり、言いたいことが30%くらいは言えるようになっってきたかな、という一定の手ごたえもあるが、本当に"まだまだまだ"である。

 

 

さて、その上でたまに日本語の会議、コミュニケーションをする時。

 

これが上手く話せていない感じがすごいのである。

周りにどう聞こえているかはわからないが、活舌は悪いわ、ポイントは不明瞭だわ、話は長くなりがちだわ。。自分なりに分析すると、語彙力が足りていないように感じることが多い。(適切な言葉が瞬間的に思いつかず、時々止まる、みたいな)

英語も上手なわけではなく、(少しずつ改善はしているはず…)英語を話しながらまさに同じような状況になっているのだが、困ったことに日本語でも同じような感覚となっている。

 

・日本にいた時から元々私が同じような状況だったのか(元々日本語も下手)

・英語を話すようになり日本語の会話能力に何かしらの影響を与えているのか

・そもそも英語ができるようになった分だけ日本語が退化するのか(脳のメモリ問題?)

・自分の視野が広がり、理想とする会話能力のハードルが上がった

 

して、どのような原因で(少なくとも私の中で)このような感覚になっているのかが釈然とせず、誰かに聞いてみたいなぁ、と思う次第である。

 

勝手に妄想を膨らませると、もしいわゆる帰国子女の方々が似たような感覚(日本語も英語も話せるが、どっちもネイティブに敵わないなぁ、みたいな)を持っているとすれば、昨今の幼児英語教育への見方や、自分の子供と英語をどのように関わらせていくかの方針にも大きな影響を与えるように思う。